2016年アニメ

ラグナロクオンラインが元ネタの『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った』ネタバレと感想

2016年の春アニメで「どんな作品だろう?」とタイトルから興味を引かれたのが『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った』です。

「ネトゲ」までは理解できるものの、「嫁は女の子じゃない」ってどういうこと?

と言うわけで1クール12話を一気に視聴しましたので今日はネタバレを含めた感想をお届けしましょう。

作品の舞台はオンラインゲーム

作品の舞台となるのはユーザーがオンラインで参加するネットゲーム『レジェンダリー・エイジ(LA)』通称ネトゲ。

このゲームのモデルは作者の聴猫芝居氏が一番長くプレイしたネトゲ「ラグナロクオンライン」だそうで、主人公の鎧の騎士ルシアンこと、オープンオタクで高校生の西村英騎(にしむらひでき)の視点で描かれています。

冒頭、ルシアンはクレリック(聖職者・回復系魔法使い)のアコからプロポーズを受けますが自らの黒歴史からその申し入れを断ります。

▲アコ(左)とルシアン(右)

しかし、天然なアコに押されに押されてしまい、半ば強引な展開で二人は夫婦になることに!?

それにしてもルシアンの黒歴史って気になりますよね。

その黒歴史とはアコと知り合う前、ネトゲ上で猫耳と言う可愛い猫耳キャラクターにプロポーズをしたとき、「ごめん、私リアル男なんだけど。ってかオッサン!」と言われ振られた苦い経験で、それ以来「恋愛はしない」と心に決めていたそうです。

▲猫耳。

確かに、「可愛い女の子と思って告白したらおっさんだった!」こんな黒歴史があればトラウマからプロポーズを断るのもうなずけますね。

さて、ルシアンこと西村英騎はオープンオタクとして高校生活を過ごしますが、それ故、彼女もおらずクラスメイトの瀬川茜(せがわあかね)からは「オタアピールとか、まじキモイんですけど…」と毛嫌いされてしまいます。

▲瀬川茜(左)と秋山奈々子(右)

ちなみに、毛嫌いされても周囲からいじられても明るく前向きに振る舞える西村はクラスではムードメーカー的な存在になっている感じですので「オタク=暗い」と言う描写ではありませんよ。

驚きの「オフ会」

そんなルシアンのギルド(冒険を共にするパーティー)にはアコの他、リーダーで魔法使いのアプリコット、剣術を武器にするシュヴァインがいるのですが、ネトゲのチャットを通じて「オフ会」を開催することに。

ネットで知り合った人たちがリアルの世界で対面するのはなんだかドキドキしますよね。

そして、約束の日。

4人が顔を合わせると、ギルドのリーダーで魔法使いのアプリコットは生徒会長の御聖院杏(ごしょういんきょう)、嫁さんのアコは同じ高校で同じ学年の玉置亜子(たまき あこ)、そしてシュヴァインはなんと西村を毛嫌いしていた瀬川茜と言う展開に!?

▲上から御聖院杏(アプリコット)、西村英騎(ルシアン)と玉置亜子(アコ)、瀬川茜(シュヴァイン)

まぁ、なんとなく瀬川茜は「実はメンバーじゃないかなぁ?」と言う予想をしていましたが、いざ正体がバレたときのリアクションはやっぱり面白いですよ。

しかし、ここで衝撃の事実が明らかになります。

それは、亜子が「ネットと現実の区別が全く付かない女の子」「コミュ障」「不登校気味」と言うことです。

そのため、学校では西村のことはルシアン(他の生徒には夫と紹介!)、瀬川のことをシュヴァインと呼ぶなど暴走気味! そんな様子にオタク嫌いをアピールしている瀬川はいつネトゲにハマっていることが周囲にバラされるか戦々恐々。

ネトゲを中心に波乱の日々

そんな亜子を「ネットと現実の区別ができる人間に教育する」「不登校を改善する」ことを目的に、理事の娘にしてお嬢様の御聖院は「現代通信電子遊戯部(通称、ネトゲ部)」を立ち上げ、さらにルシアンのプロポーズを断った猫耳が、実は担任の斉藤結衣(さいとうゆい)だったことも判明し、部活の顧問に引き入れ活動が本格化していきます。

猫耳は男性からの告白を綺麗に断るために「オヤジのプレーヤー」を装っていたそうですが、担任の先生にプロポーズをしていた事実を知った西村は黒歴史を上塗りすることに!?

▲猫耳こと担任の斉藤先生(左)

その後、夏の合宿や海などのイベントが続き、ルシアンを慕うアコに西村も亜子に惹かれていきます。

そして、「リアルとネトゲは別」との価値観の西村は、ネトゲ上の夫婦関係ではなく「亜子に告白をしてリアルの世界でも付き合おう!」と決意し告白します。

しかし、亜子の返答は「恋人は夫婦より格下だからお断り!」と玉砕。

要するに、亜子の頭の中では「リアルの世界でも西村と夫婦」と言うことなんですね。

いきなり夫婦になってしまい、恋人と言う甘い時間を過ごせない西村は不幸かも!?(笑)

現実に起こりえる問題

さて、そんなコメディ要素も去ることながら、個人的に感心したのは第8話です。

この回では西村(ルシアン)のアカウントが乗っ取られ、亜子がチャットでルシアンに成りすましたハッカーからセクハラ紛いの被害を受けます。

しかも、ハッカーはルシアンのアイテムをリアルの世界で現金売買(RMT、リアルマネートレード)するためにすべて奪うなど、リアルでも実際にあり得るトラブルや問題が描かれていますからぜひ見て欲しいですね。

アカウントが乗っ取られたフィッシング詐欺の手法やRMTについては解説サイトを見るよりアニメを見たほうが早いかもしれませんよ。

総決算の「攻城戦」

波乱もありながら、亜子は徐々にクラスメイトとも打ち解けてくるようになり、秋の学校祭で部活の成果を紹介するために、ギルド対ギルドの対人戦「攻城戦」に参加することを御聖院が提案します。

ちなみに、「攻城戦」とは…

攻城戦とは、プロンテラ、ゲフェン、アルデバラン、フェイヨンの周辺に位置する、合計20個の砦の争奪戦だ。攻城戦は、毎週日曜日の20~22時に開催される。攻城戦は専用のフィールドで行われ、攻撃側が砦に存在するエンペリウムを破壊した時点で、その砦の所有者(ギルド)が交代となる。砦を占領すると、砦でしか手に入らない多くのアイテムとさまざまな便利機能を利用できるようになるぞ。
(引用:ラグナロクオンライン)

と、実際のオンラインゲームでも開催されているイベントで、アニメでは砦を占拠したギルドには「砦にエンブレムが一週間表示される」と言う副賞が与えらるため、御聖院の考えは「校章をエンブレムして、それをパネル展示する」というわけですね。

しかし、相手のギルドは強者ばかり。しかも、傭兵ギルドの裏切りにも合い計画は困難を極めます。

が、最後は猫耳応援団のギルドをはじめ、ネット上で知り合った他の面々と協力して砦を攻略することに成功し、めでたしめでたし。

最後に、アニメもオンライン中はフィールド上に西村などの面々が登場するなど描き方もおもしろいですし、課金・アカウント乗っ取り・RMTと言った問題もわかりやすく紹介されていますから、「ネトゲに詳しくない!」方でも十分楽しめる作品だと思いますよ。

(C)聴猫芝居/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/LA運営チーム


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