2015年アニメ

『Charlotte (シャーロット)』の最終回がひどいと言われる理由!

2015年7月から放送された麻枝准原作の『Charlotte (シャーロット)』 

原作の麻枝氏にとっては2010年の『Angel Beats!(エンジェルビーツ)』に続くアニメ作品となったわけですが、率直な感想としては「終盤まで良かったのに、なんで最後が・・・」と言うスッキリしない感じでした。

ただ、前作のAngel Beats!はハッピーエンドとは言えませんでしたから、Charlotteの”一応の”ハッピーエンドは、「まぁ、良かったのかなぁ」なんて思いますが、どうもスッキリしない・・・

と言う分けで、今回は筆者なりにCharlotteの最終回について考察してみようと思います。

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ストーリーは?

まず、Charlotteのストーリーをおさらいしましょう。

思春期の少年少女のごく一部に、不完全な「特殊能力」が発症する世界。他人の体を5秒だけ乗っ取る能力を持つ少年・乙坂有宇(おとさかゆう)は、これを人知れず悪用しエセ優等生生活を送っていた。しかし、星ノ海学園生徒会の友利奈緒(ともりなお)に見破られ、妹・乙坂歩未(おとさかあゆみ)と共に学園に転入、生徒会で自分たちと同じ能力者に警告する活動に協力することになる。
(wikipedia)

「特殊能力が存在する世の中」「学園」など、設定としてはありふれた内容なのですが、何と言っても「主人公の乙坂有宇がゲス」と言う点がCharlotte最大の特徴ではないでしょうか?

学力も高くないのに特殊能力を利用(カンニング)してエリート校に入学。しかも、高校一の美少女と言われる白柳弓(しらやなぎゆみ)に好意を寄せてもらうため、能力を悪用しわざと交通事故を起こすなど、この手の主人公としては異端とも言えるゲス設定。

もちろん、ヒロインとなる友利奈緒や周囲の人間関係、さらに妹である歩未とのエピソードもあり徐々に改心していくこととなるわけですが、このゲス設定はパンチが効いていて良かったと思います。

繊細な心理描写とSF要素

さて、Charlotteの舞台となる星ノ海学園は、同様の能力を有する生徒を探しだし、科学者(=人体実験)から保護する目的で設立された学園です。

そのため、有宇も転校後は周囲との衝突はありつつも、徐々に星ノ海学園の活動に参加していくこととなります。

しかし、悪用を考える海外組織が彼らを襲撃し・・・。と非常にわかりやすい設定なので見ていても理解しやすかったですね。

他にも、タイムリープ(”過去に戻る”などの時間移動)の能力を持つ兄、乙坂隼翼(おとさかしゅんすけ)と協力し、運命に挑むシーンも盛り込まれているため、SF要素としても良い仕上がりだったと思います。

それ以上に、主人公である有宇の失われた過去の記憶や、ヒロインの奈緒と行動していくうちに変わっていく心理など、登場キャラクターの描写も丁寧に描かれていたと思います。(このあたりはサブキャラクターの扱いがちょっと雑だったAngel Beats!のマイナス要素が教訓になったのかは不明ですが・・・)

特に、能力の暴走により妹の歩未を失い、廃人と化した有宇の描写は非常にリアリティがありますよ!

この後、タイムリープを活用し歩未を救うこと(死ぬことのないルートに修正すること)に成功します。

最終回のモヤモヤ感

さて、科学者から狙われないようにするために、有宇は『能力者がいない世界にすればいい』と思いつきます。

時を同じくして、能力の発症を抑えるワクチンの開発が成功したことから、将来、能力者が科学者に狙われる不安は解消されることになりました。しかし、開発されたワクチンは「既に発症している能力者」には効果がないため、しばらく能力者の安全が保証されないことを危惧した有宇。

で、ここからが「超展開」と言われたAngel Beats!に酷似しているのですが、有宇は「自分の持つ能力『略奪』によって、地球上の能力者から能力を奪えば、能力者が組織から狙われる心配はない!」と考え世界へと旅立ちます。

(えっ、全地球上の能力者ですか? 途方もないことを・・・)

有宇は各国を回り能力者から能力を奪っていき、その能力によりどんどん強くなっていきます。その反面、副作用で記憶を失っていき、結果、全世界の能力者から能力を奪い平和が訪れることとなりますが、有宇の記憶から恋人となる約束をした奈緒も消えてしまいます。

帰国した有宇は「恋人? 見覚えもないのに?」と奈緒に衝撃の一言。

そして、物語は「これから、また新たな思い出を作っていこう!」みたいな感じで終了。

超展開ここにアリ!

見終えた感想は『最終回、ぶっ飛びすぎ!』ですね。

全13話中12話までは日本国内、しかも学園の組織を中心に活動をしていた有宇が、最終回でいきなり『地球上の全能力者から能力を奪い、記憶を失いながらも無事に帰国』と言うのはちょっと押し込みすぎのような・・・

それ以上に、帰国した有宇がこれまでの記憶を失い、「これから、また新たな思い出を作っていこう!」みたいな感じのエンディングは、ちょっと雑な気が・・・

前作、Angel Beats!も終盤からの超展開についていけないユーザーからマイナス点をもらった(と思っています)のですが、Charlotteも歩未を救い出した第11話までは非常にテンポ良く、かつ繊細に描かれていただけに、最終回の超展開はちょっと残念だったのが正直なところです。


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