今回の考察は異世界ファンタジーの中でもダメダメキャラたちが笑いを誘う『この素晴らしい世界に祝福を!』より、主人公の佐藤和真(サトウカズマ)の”彼女”について考えてみようと思います。
まず、作品の概要に触れておきましょう。
ちょっと情けない死に方をしたカズマが天界に赴くと、「異世界で魔王を討伐するために持っていくモノを一つ授けます」と、ポテチを食べながら面倒くさそうに相手をする女神アクア。そんな彼女との出会いから物語は始まります。

異世界に持っていくモノをあれこれ考えるカズマでしたが、尊大なアクアの態度にブチッとキレたカズマは異世界へ持っていくモノにアクアを選びます! なんとなく、このあたりの展開は読めていましたが、鉄板とも言えるこの展開は好きですね!
そして、異世界での生活が始まるのですが、お金がない二人の生活は紆余曲折を極めます。まぁ、実際はお金が貯まっても、アクアや仲間たちがトラブルメーカー的な存在になりお金が飛んでいくわけですが・・・

カズマを取り巻く三人のヒロイン
さて、カズマのパーティーにはアクアを含め三人の冒険者(ヒロイン)が集います。

▲一人目は『アクア』
カズマの策略により異世界へと引きずり込まれた(道連れにされた)女神ですが、異世界では”冒険者仲間”として良好関係を築いていきます。ただ、トラブルの大半は彼女が招いてくることから「ダメ神」「女神のそっくりさん」などと揶揄されており、いわゆるボケ担当のキャラとしても扱われています。

▲二人目は『めぐみん』
ニックネームではなく普通に「めぐみん」と言う名前のアークウィザード(魔法使い)です。余談ですが「我が名は”めぐみん”!」と魔法を詠唱するのですが、「めぐみんって、ニックネームじゃないんだ!!」と本名であることにビックリした筆者。
魔力は高いのですが、そのすべてを「爆裂魔法」のみに注ぎ込む『爆裂LOVE!』、加えて目が悪いわけでもないのに眼帯をする”中二病”を発症しているキャラクターであるため、仲間にした瞬間「こりゃ、ダメだぁ」とカズマに残念がられます。

▲三人目は『ダクネス』
名だたる名家の出身であるものの、身分を隠し戦いを続けるクルセイダー(女騎士)です。
三人の中では一番の年長者(18歳設定)かつ常識人なのですが、攻撃や罵られることに快感を覚える『ドMキャラ』の持ち主で、カズマのパーティーに応募したきっかけも「モンスターに粘液責めにあうアクアたちの姿を見て」とのこと・・・
ちなみに、めぐみんと違ってダスティネス・フォード・ララティーナと言う本名の持ち主です。
カズマを取り巻く三人のヒロイン
そんな三人のヒロインに囲まれたカズマは、魔王討伐や三人が呼び込むトラブルに立ち向かっていく(火消しに必死!)こととなるわけですが、三人のヒロインの中、誰と付き合うことになるのでしょうね?
冒頭、アクアを異世界に引きずり込みましたから「アクアが彼女になるのか?」と予想した筆者。
「女神=不死」と仮定しても、カズマも死んでいるキャラですから、寿命や年齢と言った弊害はなさそうですし、アクアも美少女ですし、何よりラノベっぽい展開と言えばアクアルートのような気がしますよね。
ただ、カズマもアクアも思ったほどお互い異性として意識している感情が描かれていません。逆に、めぐみんとダクネスについてはカズマに好意を寄せている様子が度々描かれていますから、物語が進行するにつれ「アクアルートは違うのでは?」と推測。

そうなると、将来、カズマの彼女になるのは誰?
原作ではめぐみんルート
で、答えになりますが原作では『めぐみんルート』で話しが進んでいます。
二期まで放送されたアニメでは描かれていませんが、完結したwebの終盤26話で・・・
ダクネスに不意打ちでされたキスとは違い、両方合意のキスだ。緊張するが、それと同時に、急がないとという気持ちがあった。
(中略)
めぐみんに、口を塞がれた事によって。めぐみんが俺の首に両手を回し、情熱的に口を吸ってきた。
(web小説版)
と、二人熱いキスを交した様子が書かれています。(うーん、めぐみん積極的!!)
余談ですが、ダクネスも告白したそうですが、こちらはちゃんとお断りしたそうですよ。
詳しくはこちらの巻で
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アニメでは冴えない主人公として描かれていたカズマですが、小説では魔王討伐に向けて男を上げていく過程も描かれていますので、ぜひ小説もご覧ください!